AW22 "drop"

AW22 "drop"

"drop"

 

AW22のテーマであるこの言葉について考察してみようと思う。

 

一般的に落ちる、滴るの様な意味合いで使われることが多いこの言葉ですが、今回は"そのまま""放置した"と言う意味合いでこの言葉を捉えている。

 

この意味合いは決して良い意味で捉えられる様な言葉ではない様に思う。そのままにされたり放置されたりしたものは汚れていたり黴びていたり。しかしながら今回はこの言葉を美しいもの素晴らしいものと捉えている。

 

人においてもそうだ。そのままにしたり放置していれば、人は老いが表に出て、若い時の見た目とは全く別のものとなっていく。それを人は劣化と言い、そうならないよう、様々な思慮を巡らせながら劣化を回避していく。ただ、劣化というものはそんなに醜いことなのだろうか。

 

全てが完璧に計算され、取り繕われたものが1番美しいことなのだろうか。古いということが新しいことに全て劣っていることなのだろうか。人が歴史を重ねてきた上で作られ、今は使われていないもの、機械的で均一なものではなく、不均一ながらもどこか美しさを感じるもの、全てが便利になったこの時代、不便であること、そのこと自体の格好よさを感じるもの。

 

全てが新しく、綺麗に整えられたもの。そこには確かに魅力があるのかもしれない。ただ今自分達が触れているものが元はどういったものであったのか、当たり前の様に進化する技術を鑑みて、手を加えずそのままにすることは美しいものではないのか。

 

今というこの時代から元来まで、深掘りして見える古さと新しさを同時に感じることができる洋服。今シーズンの洋服はその様なコレクションではないかと感じています。

 

ブランドが作るありのまま、そのままの洋服達を是非ご覧頂ければと思います。

 

2022 Autumn&Winter

 

"drop"

 

comming soon...